株式会社西日本メタル

鉄鋼スラグを加工処理

溶断処理とは

ノロ畑にて回収した地金やスラブやコイル、所内発生のスクラップなどを
製鉄原料として再利用できるように適切な形状に熱で切断加工することです。

溶断処理の対象となるものは、ノロ畑で処理された地金や、
スラブ・コイルといった製品在庫から製鉄所内で発生するスクラップに至るまで多種多様です。
通常の溶断機では容易に処理できないスラグ付大塊地金でも
自社で開発した溶断機により、安全でスピーディーな切断加工を可能としました。
規格のサイズや重量に切断された後、製鉄原料としてリサイクルされます。

溶断処理フロー

段取り(溶断準備)

受け入れた原料をマグユンボやクローラクレーンで自動溶断機前にある台座の上などに置きます。
段取りのときには、どこを切断するかを想定してセッティングを行います。

溶断処理

溶断処理とは、自動溶断機(当社では自社開発した溶断機を使用)により、
ガスと酸素の力で溶かし切る処理のことをいいます。
当社の自動溶断機には、キャタピラがある自走式溶断機やレール式溶断機、
切断のトーチが1トーチの溶断機から3トーチの溶断機まで
様々な溶断機があり、多種多様の対象物に対処できる体制を整えています。
また集塵設備を設置しており、ヒューム(煙)の発生が多いものの溶断処理の対応も可能です。
屋外での集塵設備として、自社開発の移動式集塵フード設備も保有しています。