
生活に欠かせない「鉄」ですが、その製造プロセスでは多くのエネルギーを必要とします。
そのことを踏まえ、いち早く省エネ・環境対策に取り組んできた日本の鉄鋼業界は、
世界でもトップレベルのエネルギー効率を誇っています。
鉄鋼スラグは現在、その特性を生かし、各方面で利用されています。
また、環境への意識の高まりから、鉄鋼スラグは省資源、省エネルギーの観点からも、
環境への負荷を低減させるリサイクル材として評価されています。
地金処理や各種プラントを使用して、
鉄鋼メーカーの生産時に発生する副産物をもう一度有価物へと再生処理していきます。
資源を100%リサイクルすることで、地球環境の保全にも貢献したいと考えています。
製銑工程
「溶融スラグ処理」●水砕スラグ●徐冷スラグ→「高炉スラグ処理」選別されたメタルは製鋼工程へ。また、セメント用/コンクリート用骨材/道路用/土木・港湾用/地盤改良用/肥料/ロックウールなどさまざまな資材に再利用されます。
製鋼工程
「溶融スラグ処理」●転炉系スラグ●電気炉系スラグ→「製鋼スラグ処理」選別されたメタルは製鋼工程へ。また、セメント用/コンクリート用骨材/道路用/土木・港湾用/地盤改良用/肥料/ロックウールなどさまざまな資材に再利用されます。
鋳造工程
連続鋳造設備でビレット、ブルーム、スラブにして次の圧延工程または出荷します。スクラップ分は製鋼工程の「製鋼スラグ処理」となります。
圧延工程
加熱炉→圧延機→線材・薄板・厚板・鋼管などにし、出荷します。スクラップ分は製鋼工程の「製鋼スラグ処理」となります。